仕上げ材として使われる材料の話②「その他の化粧合板」について。3種類ほど挙げますね。
まずは、ポリエステル化粧合板。
化粧紙や顔料を合板に張り合わせた上にポリエステル樹脂でコーティングしたものです。
柄は単色のほか、木目調や石目調・レザー・メタル等いろいろあります。
キズはつきにくく、水や熱にある程度の耐性がありますが、
常時、水のかかるような場所にはおススメしません。
次に、メラミン化粧板。化粧紙にメラミン樹脂を浸透させ、高温高圧で硬化させたプラスチック板です。
柄はポリエステル化粧板以上に豊富で、指紋の目立ちにくいタイプのものもあります。
ポリエステル化粧版よりも割高ですが、硬くて丈夫です。
そのほか、オレフィンシート化粧合板といって
オレフィン系樹脂シートを合板に貼り付けたものもあります。柄はバリエーションに富んでいて
特に木目柄は、木肌の凸凹を再現したような模様もあり、本物そっくりです。
収納家具の基本構成や箱組みの構造、裏板や小口等々の細々したことについては
コーディネーターにおまかせで構いませんが、
仕上げ材(表面材)はお客様ご自身で決めたいですね。
ポリエステル化粧版とメラミン化粧板で同じ柄がありますので、
使用する場所によって使い分ければいいいいでしょう。
光沢の有無でも印象が違いますので、サンプルを見ながら、しっかり悩みましょう。
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