スーパーGT第2戦 富士決勝レースに思う。
先日、富士スピードウェイにて開催されました。二度の赤旗中断。
レースは危険なスポーツだが、主催者をはじめ、エントラント全員が安全第一を最優先に考え、運営されておられると思います。レース中であっても、安全が確保されるまでは、レースを一時中断して、再スタートという事もあり得ます。
レースはみんな勝つためにしのぎを削って、コンマ何秒を削りだす努力をします。また、テクニックを駆使して相手との駆け引きもします。今回の二回目中断になった原因は、危険を顧みない、むしろ事故を誘発するかもしれないと容易に想像できる行為により、起こったのではないか。と思います。
富士のロングストレート、300kmには達します。トップ3台がほぼテールトゥノーズで全開走行中、走行ライン上にスローダウンした車があるにもかかわらず、直前まで走行ラインをかえなかったトップ車両のドライバー。
本人には,故意はなかったかもしれないが、結果、大事故を誘発し、同じ競技ドライバーに、あわや命の危険も、という状況になりました。前車に追突は緊急回避したようですが、なすすべもなくガードレールに一直線。はずみで反対側コンクリートウォールまで行き大破でした。幸い命には別条なく、骨折もないとの事でした。
勝つためには、なにがなんでもは、この世界では如何なものか(経済、社会においても同じ)。直接的には危害を加える行為はないが、危険行為とみなされてもおかしくない行為だと思います。
そのドライバーは、結果トップチェッカーを受けましたが、別の行為でペナルティを課され、優勝はありませんでした。
なんとも後味の悪い、レース観戦でした。